『みんなのつどい』について -続き-

2022年06月23日

『みんなのつどい』について -続き-

「幸せ」って

一人では成り立たないと思うのです

この世で一人で生きているわけではないので…

たいせつな人が苦しんでいるのに

「私は幸せ」と言えないように…


近隣の子どもたちが幸せでいないと

我が子も幸せにはなれないのです…

なぜって? 同じ学校に通う子たちだからです


親が幸せでいないと

子どもは幸せにはなりません

子どもが幸せでいないと

親も幸せにはなりません



いつも「幸せ」「たのしい!」は

誰かと共にあるものです






だからみんなが笑顔になれる場を創造したい!

お寺を使ってみんなが笑顔になれる場を創造したい!

と思ったのです

そして、みんなが笑顔になることが

私自身の幸せでもあるのです







でもなぜすぐにイベントを始めなかったのか…?

これについては…

第一に母親の教育によるものです…




子どもの頃

「欲しいものは3ヶ月我慢しなさい」

「3ヶ月待って、それでも欲しいと思うものなら

買ってもいいよ」

と、よく言われました


easy come, easy go ですね…

簡単に手に入れると、簡単に離れてしまう

子どもにとって3ヶ月って結構長いです…

それまでに気が変わってしまうこともあります

そのときは、本当に欲しいものではなかった

ということになりますね



そのことを原点に

イベントも簡単に始めると

なにか問題が生じたときに

簡単にやめてしまうかもしれない…

よ〜く考えてから始めた方が良い

と思ったのです





自分は本当にイベントをしたいのか?

と自分自身に問い続け…

「何をしたいのか?」WHAT?

「なぜしたいのか?」WHY?

「どのようにしたいのか?」HOW?

を徹底的に3年間考えました




当時私は副住職でしたし

東別院内で働いていたこともあったので

毎日お寺にいるわけでもなく…

簡単に始められる状況でもなかったのですが…





自問自答して考え抜くこと3年

やっぱりイベントを始めたい!

というか、その思いは増すばかり…

よし!100回目指そう!

と決意して始めたのでした

このときまだ私は副住職…

住職である父には企画書まで出しました










そしてついにスタート!(2011年)

何からスタートしよう?と考えたときに

「そういえば、紙芝居屋さんて見たことない」

「紙芝居屋さんて、今の時代いるのかなぁ?」

と思ってネットを調べたら…

いるじゃありませんかぁ〜!

しかも名古屋に!!





と、ゆーわけで

記念すべき『みんなのつどい第1回』

マーガレット一家「たっちゃんの紙芝居」

が行なわれました!


数えて次は第48回!

コロナ明けの活動再開第一弾は

「やっぱりたっちゃんの紙芝居」でしょ!

とゆーわけです!




第1回の時の写真






『みんなのつどい』について -続き-

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住職紹介

前田健雄(まえだたけお)
真宗大谷派一心寺住職。

1977年名古屋市生まれ。
大谷大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。
真宗大谷派ハワイ開教使として5年間ハワイに赴任。
NPO法人ほがらか絵本畑の理事。
名古屋刑務所篤志面接委員

前田健雄