ヘンなはなし (宗教リテラシーVol.2)

2022年09月09日

ヘンなはなし (宗教リテラシーVol.2)






宗教リテラシーVol.2




タイトルを『ヘンなはなし』

に換えました・・・ww

世間の常識からすると

私の話は「ヘンなはなし」

だと思うんで・・・ww








ところで上の写真↑↑↑


9/17(土)10時〜

『てらこやぁ!(寺子屋) 第35回』

ぜひ来てくださいね!






ヘンなはなし (宗教リテラシーVol.2)




とゆーわけで本題ですww

そもそも“宗教”って

なんだと思いますか?

なんで”宗教”ってあるんでしょうか?





実は

「私は無宗教だ」と標榜する人にも

宗教心って案外あったりするもの

なんですよね・・・



お墓参りや先祖供養を

大事にしていたり

地域のお祭りを大事にしていたり

初詣に出かけたり

地鎮祭を行ったり

山登りしていて鳥居を見かけたら

自然と手を合わせて

拝む心が起こってきたり

特定の宗教や

教義に関心はないけれど

非日常の時には

宗教的な行為をする方が

無宗教を標榜する方の中にも

結構いらっしゃるかと思います・・・







“宗教”は人間の歴史とともにある

と言って良いと思うのですが

なぜ”宗教”があるのか?

それは・・・

人間にはわからないことがある

この世は不思議だらけだから

人間の知恵ではどうにもわからない

ことがあるからだと思います



ユダヤ教も
キリスト教も
イスラム教も
ヒンドゥー教も
仏教も
神道もetc…
(儒教も道教もかな…?)




どこの国に生まれても

いつの時代に生まれても

この世は

わからないことだらけ

だから

人間は”宗教”とともに生きてきた

のだと思うのです






よく混同されることですが・・・

”宗教”と道徳・倫理は根本的には

まったく異なるものです



特に仏教においては

このことは断言できます



それは・・・

道徳・倫理を

「人として生きる上で

大事にしなくてはいけないこと」

だと定義するならば



”宗教(特に仏教)”は・・・

「時として人は

人として大事にしなくていけない道を

誤ることがある・・・

それでも必ず救われる」

というものです

だから

“救い”があるのが"宗教"だと

定義できるかと思います





じゃあ”救い”ってなんだ?

という疑問が湧いてきますよね

一言で言えば

“生まれてきてよかった”

と思えることです





わからないことだらけ・・・

不思議だらけの世の中・・・

困難なこと・・・

思い通りにならないこと・・・

どうしようもできないこと・・・

苦しくて逃げたくなること・・・

そういうことが

やっぱり起こってくるのが

人生なのでしょう・・・

それでも必ず

“生まれてきてよかった”

と思える"救い"がある

それが”宗教”なのだと思います





どんな人生であれ

その人生

そのいのちが

肯定され

大事にされ

祝福される

そして喜ぶことができる

それが"宗教"である

と私は思います・・・





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【2024年】

住職紹介

前田健雄(まえだたけお)
真宗大谷派一心寺住職。

1977年名古屋市生まれ。
大谷大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。
真宗大谷派ハワイ開教使として5年間ハワイに赴任。
NPO法人ほがらか絵本畑の理事。
名古屋刑務所篤志面接委員

前田健雄