2024年08月29日
先日のブログの続きになりますが…
「きけ わだつみのこえ」という映画で
忘れられないシーンがあります
俳優の中村トオルさんが
特攻隊員として戦地へと飛び立つ前に
家族と別れて家を後にするのですが…
遠くの方まで歩いてから
家の方を振り返り
「さようなら〜
さようなら〜
さようなら〜」と
大きな声で
大きく手を振って
お別れをするのです
その姿は
家族に対してのお別れだけでなく
生まれ育った家や村
そして
周囲の山々などの自然に向かって
「さようなら〜」と
お別れをしているように見えるのです…
もう二度と会えない
もう二度と見れない
この世の全てとのお別れだ
「さようなら」と…
この映画を見た当時、私はハワイのお寺にいたので、妻(当時は"彼女")とは国を隔てた遠距離恋愛中。
年に数日しか会うことは叶わず、お別れの時はいつも空港のロビー。毎回姿が見えなくなるまで手を振ってお別れしていました。最後の姿となるかもしれないと思い、彼女の姿を目に焼き付けながら「とにかく飛行機が無事に飛んでくれますよ〜に!」「また会えますよ〜に!」と願っていました。だから余計にこの映画のワンシーンが強烈に印象に残っているのかもしれません…。
今となっては毎日一緒にいるのが当たり前になっていますが…
でも本当は毎日が一期一会、いつ「さようなら」になってしまうかわからないのが命なんですよね…。
※「わだつみ」とは、海の神様のこと
お盆前からの地震の注意喚起があり
そして今度は大型台風の接近と…
不安や心配ばかりですが
無事に過ぎてくれることを
祈るばかりです
皆様もどうぞお気をつけください
いつ何があっても良いように
「備えあれば憂いなし」と思って
昨年一昨年とお盆の粗品として
長期保管できるお米を配布してたのに
今年はタオルにしてしまったのが
悔やまれます・・・(>_<)
前々から「お米がない」という記事を
SNSでは見かけていましたが
「へぇ〜、この辺は普通に売ってるのに」
と思っていました
でも遂に
この辺りでもお米が品薄になってきました
我が家には育ち盛りの子どもたち・・・
お米がなくなるのは本当に辛い(>_<)
一日、一日
"今"をおだいじに!
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前田健雄(まえだたけお)
真宗大谷派一心寺住職。
1977年名古屋市生まれ。
大谷大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。
真宗大谷派ハワイ開教使として5年間ハワイに赴任。
NPO法人ほがらか絵本畑の理事。
名古屋刑務所篤志面接委員