ヘンなはなし(宗教リテラシーVol.13)

2023年12月06日

ヘンなはなし(宗教リテラシーVol.13)

つくづく世の中が
変わりつつあるなぁ〜
と思う今日この頃です…




ながぁ〜い時間軸で見ると
これまでの約2000年は魚座の時代
支配と隷属の時代
物質的な時代
男性的な時代
そして宗教の時代であったのが…

これからの2000年は
水瓶座の時代
公平さ・個々が主役の時代
精神性の時代
女性的な時代へと
変化していくという説があります


つまり
これまでとは真逆の時代になる
ということなのでしょう



私はすごく共感しますが
みなさんはどうお感じになられますか?




いろんな報道を見ていても
あらゆる真実が暴かれていますよね…
もうこれが変化の兆しではないかと…


こと"宗教"においても
大きな転換期であることは
明確だと思います






ヘンなはなし(宗教リテラシーVol.13)

そこで!
「仏教はどうなの?」
というところですが…


私自身の見解としては
Welcome!!
と思っています!



なぜか?と言えば…



仏教

つまりブッダの教えは

二元論的な"宗教"ではない

と考えているからです




"二元論"というのは…
"神"と"私"
"生"と"死"
"有"と"無"
"善"と"悪"
"良"と"悪"
"正"と"誤"
"優"と"劣"
"浄"と"穢"
"大"と"小"
"美"と"醜"
"右"と"左"
"始まり"と"終わり"
"0"と"1"
"天"と"地"
"支配する者"と"支配される者"
"勝者"と"敗者"
"搾取する者"と"搾取される者"
などなど…

言い出したらキリがないほど
私たちの脳は完全に
"二元論"によって支配されています


"宗教"がまさにそうではありませんか?
しかしながら
そもそもブッダの悟りは本来
"二元論"的な"宗教"ではなく
その"二元論"のどちらにも偏らない教えであり
"宗教(religion)"というよりむしろ
"哲学(philosophy)"的なものなのです


ブッダの教えは
"中道"と言われますが
"中道"とは"どっちつかず"とか"中途半端"
"真ん中"という意味ではなく
"偏らない(=バランス)"
"二元論"から解放される道
"二元論"を離れる道
という意味なのです


つ・ま・り
これからの水瓶座の時代と言われる

公平さ・個々が主役の時代
精神性の時代
女性的な時代にこそ
だいじな拠り所となるものだと思います





2024年からの一心寺では

「ブッダへ還ろう」

をテーマにしていきたいと思っています




これまでの既存の常識

既存の"浄土真宗"も

変革期にあると思うので…





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【2024年】

住職紹介

前田健雄(まえだたけお)
真宗大谷派一心寺住職。

1977年名古屋市生まれ。
大谷大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。
真宗大谷派ハワイ開教使として5年間ハワイに赴任。
NPO法人ほがらか絵本畑の理事。
名古屋刑務所篤志面接委員

前田健雄