てらこやぁ!(寺子屋) 第34回

2022年08月19日

てらこやぁ!(寺子屋) 第34回


『いのちの授業』

〜こどもたちとどうぶつたちの未来のために〜

一般社団法人SORA小さな命を救う会

を迎えて・・・





代表の愛子さんは小学生の頃から
捨て犬・捨て猫の保護活動をされている
筋金入り!




小学生のとき
ダンボールに入れられた捨て犬を
家に持って帰ると親に怒られた…
学校へ持って行くと先生に怒られた…
泣きながら「命を救ってあげたい」と言っても
大人はわかってくれなかった…

でもたった一人だけ
身体を盾にして涙を流しながら
自分をかばってくれた新任の先生がいた
そしてその先生が
最初の里親さんになってくれて
子犬をもらってくれた…


子犬のいのちはもちろん
愛子さんのいのちも
たいせつにしてくれたんですね…






そんな愛子さんの活動の原点のおはなしから

ペットビジネスの裏側

殺処分の現場

世界と日本のペット事情

世界と日本の動物に対する

行政や一般市民の取り組み方と理解の違い

野犬や地域猫について

などなど…


学校では教わらない話がたくさんでした!




てらこやぁ!(寺子屋) 第34回



そう…

日本ではあまりにも

学校で教わる『授業』の幅が狭すぎる…

と思います





今回は犬猫たちのいのちについて

という視点からの『いのちの授業』でしたが

社会が抱える課題はなんでも

政治・経済・教育・歴史・文化・宗教(死生観)・家庭

すべてに関係してくるのですね




今は

どんな分野でも

何もかも

誰もかも

専門化しすぎていて

自分の専門以外のことに無関心・・・

そして無関心だからこそ

一人一人の視野はますます狭くなる・・・




世の中を生きるなら

その"世の中"のことをもっともっと

幅広く学ぶことがたいせつだと思うのです

幅広くいろいろなことを学んでいくうちに

点と点が結びついて線になり

または

課題の背景にあるものが見えてきたり

まったく異なるように見えていた

別々の課題の根源は同じであることに気づいたり

いろいろな発見と学びがあるのだと思うのです

子どもの頃から

幅広く学んでいく習慣がたいせつだと思うのです

"教育"って本当に大事!!

"世の中"知らないことばかり!




だからこそ

『てらこやぁ!(寺子屋)』では

学校や家庭、塾でも教えてもらえないことを

教えてもらえる場を開いていきたいと思っています!






今日のお話の中で
犬を抱っこして電車に乗ることも
スーパーマーケットに犬を連れて入れることも
当たり前の国があることを聞きました



日本では
人間の赤ちゃんを乗せたベビーカーですら
嫌味を言われたり
迷惑がられてしまうのは
なんなんでしょう???
どんな問題が背景にあるのでしょう???





世の中知らないことばかりだ!



わからないことだらけだ!



でも、だから、おもしろいんだ!














バックナンバー

【2024年】

住職紹介

前田健雄(まえだたけお)
真宗大谷派一心寺住職。

1977年名古屋市生まれ。
大谷大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。
真宗大谷派ハワイ開教使として5年間ハワイに赴任。
NPO法人ほがらか絵本畑の理事。
名古屋刑務所篤志面接委員

前田健雄