報恩講

2022年01月11日

報恩講


今年の報恩講では

親鸞聖人最期の時を考えてみたいと思います







親鸞聖人の曽孫である覚如上人が

遺してくださった

親鸞聖人のご生涯を伝える『御伝鈔』から





報恩講



念仏の息

絶え終わり(ん)ぬ





親鸞聖人のご生涯は

念仏の生涯だった

と、端的に表現されています





この一文から

では、私の生涯は何の一生なのか???

と、問われているのだと思います…





仏法においては

すべて「私」が問題です

他の誰か、ではないのです

いつも「私」に問題提起されています

それを大前提にしないと

仏法きくことはできないでしょうね・・・

他の誰かはみな諸仏なのですから・・・





毎年一心寺での報恩講では

参加者のみなさんに年頭の抱負として

今年一年なにを大事にしたいか

それを漢字一文字で紙に書いていただいて

お持ち帰りしていただきます




今年はどんな一年にしたいですか?












バックナンバー

【2024年】

住職紹介

前田健雄(まえだたけお)
真宗大谷派一心寺住職。

1977年名古屋市生まれ。
大谷大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。
真宗大谷派ハワイ開教使として5年間ハワイに赴任。
NPO法人ほがらか絵本畑の理事。
名古屋刑務所篤志面接委員

前田健雄