ども

ヘンなじゆーしょくです！





ここ数日

他のお寺のご住職さんのYoutubeを

いくつか見てみたのですが・・・




皆さんすばらしいなぁ〜

登録者数もコメントも多くて

お話も上手で

すごいなぁ〜と感服しました

こういうお話ができたら

檀家さんが増えるのかなぁ

とは思いながらも

私はこういう話できないなぁ…と(^0^;

私は私のスタイルでやらせていただこう！





というわけで

最近

ブログ書くのが

ルーティーン化してきて…

「次はなに書こうかな？」

って考えるのが

ちょっと楽しくなってきて…

「今さら”ブログ”て！！」

と思いながらも

新シリーズ(^^;

『Hawaiiでの思い出ばなし』

始めてみようと思います







私は

2002年4月から2007年3月まで

ハワイのカネオヘ東本願寺

というお寺に駐在していました

ほんと〜に濃い5年間だったので

ほんと〜にいろいろあった思い出を

一つ一つ書いておこうかなと…

最初はJohnについて・・・






Johnのことは

ふとした時に

ときどき思い出すんです・・・

なぜかふと・・・ね









そして

独り言で

Johnに話しかけたりしています…

What do you think, John?

What would you do, John?

・・・と





たいていの場合・・・

心が疲れている時に

ふと彼を思い出し

彼と話したくなるんですね・・・

彼に会いたくなるんですね・・・











Johnとの出会いは

私がハワイへ赴任して4ヶ月後

お寺で開催した盆踊り(Bon Dance)に

来てくれたときでした




Johnはアメリカ本土から

ハワイへ引っ越してきた

白人のアメリカ人でした

年齢は

その時すでに60代を超えていたかと…

でもJohnとの関係はいつもフラット

年齢も国籍も人種も肌の色も

何にも関係なく付き合える

上下関係もなければ

もちろん忖度もない

「友(朋)」という関係でした

お寺の中では他の方と同じように

"Sensei"と私を呼んでいましたが

二人になると

"Takeo"と私の名で呼んでくれる

そんな関係でした








盆踊りの後は

毎週の日曜礼拝に来てくれて
(日曜礼拝 : Sunday Service)

毎週木曜日の座談会(Talk Session)にも

欠かさずお寺に来てくれました







Johnはむかし

高校で美術の先生をしていたそうで

お寺の壁に絵も描いてくれました

そのときは毎日来てくれていたので

一緒にお酒を飲んで酔っ払って

朝方まで

いろんな話をしたこともありました

“Suck ‘em up!” (いっきに飲み干せ！)

というハワイの英語を教えてくれたのも

Johnでした







Johnは元々クリスチャンでしたが

仏教に出会い

仏教を学び

最終的には

京都の東本願寺で得度をして

僧侶にもなりました













Johnに最後に会ったのは

私が帰国する数ヶ月前

Johnが引っ越したカウアイ島の自宅に

泊めてもらったときでした・・・

その日も二人で

夜遅くまでビールを飲みながら

いろんなことを話しました

人生について・・・

仏教について・・・

信仰について・・・

今のお寺や僧侶(私自身)の在り方について・・・




そんなときはいつも

酔っ払って大笑いしながら

Johnはいつも言うのでした

“Where is Shinran?”

“Takeo! Where is Shinran?”
「今のお寺に親鸞聖人が居るか？」と・・・
(親鸞聖人の精神が生きているか？という意味)









そして　

Johnは私が帰国した後

ガンで亡くなりました・・・






Johnとやりとりしていた

最後のメールには

“I miss you…”と

一言だけ書いてありました・・・













もう会えないんですけどね・・・

でも

心の中で生きているんです・・・

私の心の中では

生き続けているんです・・・





だからふとした時に

私の心が疲れている時に

心の中に現れてくれるんでしょうね・・・

そして元気づけてくれるんでしょうね・・・

“Takeo! Where is Shinran?”って…

ビール片手に大笑いしながら・・・